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刺さります 





さて

病院を後にしてしばし時間を潰してから

やっと飯田さんの元へと行けたのは前回からもう4ヶ月ぶりだった。


不義理を謝ると逆に飯田さんは私の体調を気遣ってくれて

そういや年明けからインフルエンザにかかったり

身体の痛みが酷くてしょうがなかった事や

食事もろくに食べられ無くてギスギスに痩せてしまった事や

今は花粉症で参っちゃってる事


なんて話しをしながらも


飯田さんは私の髪にバシバシハサミを入れていって

「何かしたい。何か別の事がしたい。」と言いながら

私の周りをウロウロしてる。


ずっと左側が極端に短いアシンメボブのバリエーションだったから

「よくぞ伸ばしてくれました。」と言いながら

右側の長い髪を持って何度も持ち上げて捲ってみるから

「右側切っちゃったらハゲ見えちゃうじゃないですかぁー」と言ったら

「上に被るから大丈夫ですよ。」と言うけど

「風が吹いたら見えちゃうじゃないですかぁー」とまた言ったら

「でも何か毛が生えて来てるみたいですよ?」って言うから

「これは床擦れだから、皮膚科の先生に

『毛根自体が死んでるからもう髪は生えて来ないよ』って言われて

どうしてもって云うなら皮膚切って引っ張って縫うしか無いんだって」

って言ったら

飯田さんは「それだったらもっと歳とったらやるといいですよw

片っぽだけ引っ張られてリフトアップするんじゃないんですか?」と

何時ものキャラですっとぼけた事を言ってくれた。


結局右側の長い髪を切るのは断念したけれど

飯田さんの創作意欲は尽きる事なく

やっぱりバリカンが出てくるし

スタイリングの時になったら右側の長い髪が

まるで刃物みたいに思いっきり前に突き出していて

突き刺さりそうな勢いで飛び出している。

「これアンテナみたいじゃないですかー」って言ったら

「これで春の陽気を受信して下さい」って言うから

「逆に私が変な電波飛ばしそうだわw」と言って少々修正。


嬉々としながら「こんな感じになりました♪」と

合わせ鏡で横と後ろを見せられて

『あれぇ?案外ふつーじゃん?』と眺めて居たら

飯田さんは「夜魚さんはどんな髪型にしても似合うけれど

『やりすぎちゃったかな?』って思う時でも馴染んじゃうんですよねぇ」



と言われて



褒められてるんだか実験台にされてるんだか

はたまた飯田さんの創作意欲を掻き立てられるのか

鏡越しに写メを撮る私を見ながら

「後ろは普通に見えるけれど普通じゃないです。」と言っていたけれど

確かに鏡越しに見ていただけじゃフツーに短いだけだったけれど



家に帰って来てよくよく頭を触っていたら

やってくれたよ飯田さん。



左側はフツーに短く刈り込んであるだけなのに

右の耳の後ろ側は思いっ切りバリカン入ってて

両耳の後ろ迄アシンメになってやんの・・。



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