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待ってたよ 

金木犀の香りが漂う頃に、最後まで手を離せず見送った人。


私から連絡を取る事は出来無かったから、いつかかってくるか分からない電話で、いつもほんの数分の会話しか出来なくて。


半年以上前に私の携帯の留守電に

『待っててくれるんですか?』

と、何度も何度もメッセージを残し、それ以来連絡が途絶えてしまって電話に出られ無かった事をずっと悔やんで、ただ待つ事しか出来ずに季節は過ぎて行くばかりで。


居ないと分かりながらも、たまに思い出した様に自宅に電話をしてみたり、繋がらない筈の携帯に電話をかけてみたり。


何度も何度も夢を見て、その度に現実に引き戻され

『夢かぁ・・』

でも夢の中でも逢えるなら、何度でも夢を見せて欲しいとどれだけ思ったか。



先月も寝る前に『どうしてるのかなぁ?』なんて考えながら寝たら、そのまんま続きみたいに夢を見て、目が覚めた時にびっくりした位。



最近、入院中によく一緒に歩いた道や思い出の場所へ行く事があったから、またなんとなく自宅に電話をしてみたら、たまたま実家のお母さんが来ていて、ずっと連絡が無くて心配してたと言うと、「連絡する様に伝えておきます」との言葉と共に、今月下旬にはダルクから戻るとの事だった。


まだ半年近くはかかるんじゃないかと思ってたから、思いがけない朗報で嬉しさよりも涙が出た。


今日お天道様がアパートの真上でジリジリジリジリ部屋と私を蒸している頃、非通知で携帯が鳴って出てみると、7ヶ月振りに聞く懐かしい声が。


こっちも話したい事いっぱいあるのに向こうの近況と質問攻めになっちゃって、結局私が答えられたのは、「変わった事は無いか?」って聞かれたから、「色々あり過ぎるんだけど、一番大きい事と言えば戸籍が1人になった事かな」って言ったら「じゃあ俺の戸籍に入るか?」と、笑いながら言ったから



「だから待ってるって言ったじゃん!」





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